「太りたいのに太れない」を考える

皆さんは「痩せよう」ではなく、

「太ろう」と思ったことってありますか?

もしかするとスポーツされている方はあるかもしれませんが、

佐藤さん
「太りたいですって!?」
田中さん
「気がついたら蓄え(太っ)ちゃって困りますよ」
佐藤さん
「よかったら、私のあげますよ(笑)」

なんて人が多いでしょうか?

「太ろう(大きくなろう)としてみる」と

巷では「痩せたい」と思っている方々が大半を占めているともいますが、

病院で勤務していたい私は患者さんから、

中村さん
「やつれちゃって…太りたいですね」

なんて声もたくさん聞いてきました。

 

また、病気でないにもかかわらず、

「太れない」ことで悩んでいる人も世の中にはいらっしゃるんですよね。

  • 仕事などで体力が続かない
  • 肌を露出するのが恥ずかしい
  • 会うたびに「ちゃんと食べてる?」と心配される

などなど

 

また海外では

「痩せてますね!」なんて女性に言うと

メアリーさん
「えっそんなに不健康そう?(誰がヤツレてんねん)」

って言う感じで、

褒め言葉にならない国が多いそうですね。

摂取カロリーで考えてみる

成人の一日の必要摂取カロリーは

だいたい1,800〜2,200kcalと言われているようです。

痩せる、もしくは太れないということは
「摂取カロリーより消費カロリーが上回っている」という事ですね。

『摂取カロリー ≦ 消費カロリー』

これ「摂取カロリーより消費カロリーが下回る」

『摂取カロリー > 消費カロリー』

にすればいいって事ですね。

 

では、「大きい人」を代表して、『お相撲さん』は?

7,000とか8,000kcal !なんて言うお話を聞きました。

お寿司一皿(二貫)を100kcalとして計算してみると…

一日で70〜80皿食べることになりますね…

山本さん
普通の人はこんな量、食べられないよ。

お相撲さんには太ることのできる才能が備わっているというふうにも見れます。

「太ることができる」という才能

ギネス記録を調べてみると、な、な、なんと体重が600kgを超えている人がいますね。

(ちなみにこれだけ太ると自分では歩けないようです(苦))

これだけ食べ続けられるって内臓が相当強いように思います。ここまで来ると「太ることができる才能」と言えますね。

(私は高校生の頃、柔道部に所属し、体重を増やしたくて筋トレをして食べたいだけ食べましたが

60kgを超える所で止まってしまいました。私の内臓の限界だったのかもしれません)

痩せる方法の「逆」

太ることが難しい…

痩せることが流行っている昨今、

痩せる方法を逆手に取って行ってみるのはいかがでしょうか?

  1. 夜眠る直前に食べる
  2. 早食いをする
  3. ご飯より菓子パンを食べる
  4. 間食をする
  5. 偏食をする

①夜眠る直前に食べる

夜眠る直前に食べることで、高血糖状態が続き、インスリンの分泌促進されて、脂肪合成を促してくれます。加えて、夜10時以降から脂肪を取り込もうとするタンパク質の分泌が上昇するというお話もありますね。

②早食いをする

食欲は、満腹中枢にブドウ糖が届くことによって抑えられます。この間、約20分ほどだそうです。食欲が抑えられる前に食べるだけ食べるという方法ですね。くわえて、急激に取り込むことでインスリンが大量に分泌、糖の余ったものが脂肪に。更に大量のインスリンによって低血糖状態を促して、また食欲がわいてきます(食べたいループが続きます)

③ご飯より”菓子パン”を選んで食べる

菓子パンとは、甘みを加えられたパンであり、甘み(糖質)&パン(糖質)のダブルパンチで、高血糖状態からの多量のインスリンの分泌を促進させ、過剰分が脂肪に変換されます

④間食をする

一日3食をベースに、摂取カロリーを得る機会をいかに増やせるかが鍵ですね!間食をすることで、一日のトータルのカロリーがいつもより上回るようにドンドン間食していきましょう。

⑤偏食をする

偏食をすると、必要な栄養素が足りていない状態(栄養失調)を生んで、栄養不足が代謝を鈍らせる上、飢餓状態と判断して脂肪を蓄えます。加えて食欲のスイッチをオンする仕組みとなります。

鈴木さん
どれも体に悪そう…この方法は選びたくないな

そもそも「なぜ太る」のかを考える

体脂肪は「飢えに対する蓄え」

人類は誕生してから長きに渡って、「飢えとの戦い」だったようです。
そんな飢えとの戦いの中で、僅かな食料で得たエネルギーの余剰分を「脂肪」として蓄える事で、生き抜くための体の仕組みへと進化していったようです。

太ること=生きていく術

だったんですね!

斉藤さん
脂肪は保温、体温調節にも重要な役割もしていますよ

現在はいつでも食べるものが手に入れられる「飽食の時代」です。

数百年かけて得てきた、この生きることの術である太ることができないっていうのは、なんだか異常事態ではないかと思えてきませんか。

太るための【外せない3つの方法】

  1. 内臓を備える
  2. 糖を積極的に取る
  3. ストレスを見直す

この3つを一つづつご紹介!

①内臓を備える

せっかく頑張ってたくさん食べても、内臓で消化し吸収(=本当の意味で体が栄養を摂る)できていなければ意味がありません。その内臓の中で重要な「腸内」&「胃袋」のお話をしていきます。

腸内環境を整える

乳酸菌やビフィズス菌などを代表とする腸内細菌の「善玉菌」が消化吸収を助けてくれます。腸内の善玉菌の占有率が高いほうがいいんですね。そのため「善玉菌を取って」&「菌の餌を口にして増やす」ことが大切になってきます。

善玉菌を取るには、具体的に言うと、お味噌汁や納豆、漬物など日本古来のものから、ヨーグルトやキムチなど発酵食品」と言われるものですね。

菌の餌となるのが食物繊維。特に「水溶性食物繊維」が腸内で分解しやすいようで、善玉菌が好みのようです食材としては、ごぼう、オクラ、バナナ、リンゴ、昆布、ひじき、ワカメ等など。ちなみにオリゴ糖も良いそうですよ。

胃”袋”を働かせる

「すぐにお腹いっぱいになって食べられないんです」

「胃袋が小さいんだね」

なんて会話したり、お聞きしたことないですか?

食欲に大きく関わっていそうな胃ですが、胃の本来の役割ってご存知ですか?それは貯蔵、袋の役割です。栄養は、胃の先にある小腸で(消化)吸収されるのですが、その小腸では吸収速度の限度があり、その限度を超えて食べ物が入ってくると吸収されずに下痢になって排出されます。そうならないために、胃袋で貯蔵して、適宜出口を少し開いて、小腸へ送り出し吸収を促す重要な役割をしています。

井上さん
なるほど!だから胃を手術で摘出した人は太れないんだね

では栄養の吸収のために重要な役割をしている胃袋にしっかり働いてもらうには?

空腹時間を作り、胃の中の掃除の時間をしっかりとる。

胃は空腹時間に大きな収縮を繰り返し、胃の中の残りカスを排除するそうです。貴重な空腹=お掃除の時間で、胃袋の準備完了です!

ちはみに、理想の空腹時間は10時間程度だそうですよ。例えば朝7時に朝食を取られる場合は、夜9時以降は食事をしないってことですね

胃下垂の人は太れない?

胃下垂の人って太れないの?

なんて聞いたことがありますが、実は「痩せている人が胃下垂になりやすい」ようです。胃を正常と言われる位置に保つための筋肉や脂肪が乏しいためと言われています。また、胃下垂となると胃の蠕動(消化)運動機能が大きく低下して吸収を妨げるようです。胃下垂だから太れないと諦めずに腹筋を鍛えて改善していきましょう!

②糖を積極的に取る

何を食べたら太るのか

お肉(脂質)を食べたら太るってイメージありませんか?
心臓や肺、筋肉や皮膚は、脂肪を1日100g必要としてます。じゃあお肉を100g食べたらいいかと言うと、実はお肉の成分は水分が多く、15%が脂肪でできているため、お肉100gには脂肪は15gしか入っていないんです。お肉だけで1日の脂肪を補給しようとすると、約670gも食べないといけない計算に…。

山田さん
あれ?お肉だけでは脂肪を蓄えることができないの!?

脂肪に変わる糖質

脳を働かせる唯一のエネルギー源が、ブドウ糖です。しかし脳はブドウ糖を蓄えることができないため、適宜補給する必要があります。(1時間で5gと言われています)そのため120g中に40gブドウ糖が含まれているご飯を。一日朝昼晩の3食、しっかり食べることもオススメ致します。

そしてブドウ糖は脳で使われた後、肝臓や筋肉で蓄えられるんですが限界があるので、中性脂肪として蓄えるんですね!

ではブドウ糖以外の糖はというと、脳で使用されない糖(果物や乳製品に含まれる糖)は、肝臓でほとんど中性脂肪やコレステロールに変えられます。よって、果物や乳製品を積極的に取ることで、脂肪を増やすことができますよ。

③自身のストレスを見直す

悩み続けてると痩せる

ストレスと言えば人によって様々です。特に悩んでいる場合(常に頭の片隅で考え続けているような)ストレスが四六時中かかっているような状態となります。いわゆる戦闘モード。こんな時はいくら食事をしても消化器系の働きは後回しに。

招く食欲の低下&消化機能の低下

そのため消化吸収がしっかりされないため、いくら食べても身体に栄養が吸収されていないため、結果痩せてしまいます(太れない)。

この戦闘モード、ストレスを解消しない限り、太ることは難しいかもしれません。ご自身のストレスをこの機会に見直してみませんか?

④その他(病の症状の場合)

急速に痩せていく特定の病気の場合があります。

多いのが「糖尿病」や「バセドウ病(甲状腺機能亢進症)」です。

①〜③に当てはまらない場合は、受診も検討していたければと思います。

まとめ

太る事ができるのは体や心が何かしら、歯車が狂っているかもしれません。

「実際に栄養を吸収している内蔵の準備」に加えて、

「糖を積極的に摂るような食事内容」、

「内臓をしっかり働いてもらうためのストレス」を見直してみてくださいね!

 

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